宝塚記念 出走予定各馬紹介(五月末時点)
正面スタンド前後方からスタートし、内回りコースを一周する。
過去10年のデータから、以下のようなレースであると分析できる。
・大外枠は不利ではない
過去10年で大外8枠の馬は7-0-2-13と圧倒的。勝率、連帯率、複勝率いずれでも群を抜いている。
大荒れになった2015年のラブリーデイ(6人気)や、キタサンブラック、ドゥラメンテを下した2016年のマリアライト(8人気)のように、穴目の馬であってもこの枠に入れば激走することがある。ただ、この二頭を除けば、残りの勝った五頭は全て3人気以内。「有力馬なら大外にいっても嫌う必要はない」くらいに考えておくくらいが丁度いいのかも。
スタートから初角までの距離が大変長いので、大外枠であることにそれほどデメリットがないのかもしれない(特にスタミナがギリギリの逃げ馬以外は)。この点は、有馬記念とは対照的だ。
8枠の成績が良すぎるため、他の枠の成績はどれも似たり寄ったりだが、1枠の成績は0-2-3-10と良い。昨年も7人気のユニコーンライオンが逃げ粘っての二着と好走。後述するようにこのレースは前有利になる傾向がある。1枠に逃げの穴馬が入ったら面白いかもしれない。
・関西の五歳を狙うべし
関西馬が8-7-10-87、関東馬が2-2-0-25と関西馬が断然。大阪杯と同様に、美浦ではなく、栗東の馬を狙うのがセオリー。ちなみに、勝った美浦の馬はサトノクラウンとマリアライト(8枠)で、二着にきた美浦の馬はドゥラメンテ(前年の二冠馬)とゴールドアクター(前年有馬記念三着、その前の年の有馬記念一着)。実績が抜けた馬か、断然の8枠に入るかしないと好走は難しい。
また、年齢では五歳が7-5-4-36と断然。四歳も3-1-6-29と悪くはないが、勝率では見劣りする。四歳で勝った馬は、オルフェーヴル(前年の三冠馬で、有馬記念も勝利)、ゴールドシップ(前年の二冠馬で、有馬記念も勝利)、クロノジェネシス(前年の秋華賞馬、この後有馬記念と宝塚記念を勝つ)。ちなみに、六歳以上の成績は絶望的。馬券的には、無条件で切りでもいいくらい。
・逃げ、先行が強い
逃げ馬は0-2-2-6と複勝率は高い。先行は7-3-3-27と圧倒的。阪神内回りは前残りしやすい傾向があるが、このレースも御多分にもれずそのデータにあてはまる模様。前目で競馬をして好走してきた実績がある馬を選ぶべき。
以下、上位人気になりそうな出走予定馬紹介と簡単な予想
◎ エフフォーリア 牡4 8戦6勝(6-1-0-1) 美浦 先行
距離◎ 年齢〇 コース× 脚質◎
前走大阪杯は九着と惨敗。敗因は明らかに調整不足。今回は、前回の失敗を活かし、陣営が一丸となって調整方法などを一新している模様。血統的にも厩舎的にも阪神コースは相性が悪いが、なんとか年度代表馬の意地を見せてほしい。
有馬記念の好走馬は宝塚記念でも走る傾向がある。あがりがかかるタフな展開という、いかにもディープボンド向きの展開の中、内から抜けてきた同馬を外からねじ伏せたエフフォーリアの強さは本物。
逃げ、先行が強い宝塚記念だが、今回は逃げ馬が多く、前が潰しあうような展開になることが予想される。先団馬群にとりついて、好位抜け出しを狙う走り方はこの馬の十八番だったはず。
馬場も多少渋るくらいまでなら問題ない。元来先行押切の競馬が得意な馬。行く気さえ戻ってくれたら。
▲ タイトルホルダー 牡4 11戦5勝(5-2-0-4) 美浦 逃げ
距離〇 年齢〇 コース〇 脚質〇
阪神3200mで行われた前走天皇賞・春は、二着のディープボンドに7馬身差の圧勝。同3000mで行われた菊花賞でも5馬身差をつけての大楽勝で、まさに阪神コースの鬼。今回も得意なコースで春全勝を狙う。懸念材料は同型の逃げ馬、パンサラッサの存在。タイトルホルダーは、初角でハナをとれている時は5戦5勝と無類の強さを誇るが、フタをされて番手からの競馬になるとこの馬の持ち味が活かしきれない。エフフォーリア相手に3戦3敗(皐月賞、東京優駿、有馬記念)なのも、最初にハナをとれない負けパターンにはまったから。今回は、有馬記念の時と同様に、パンサラッサにハナを奪われる可能性が高い。冬を超えてまたひとつスタミナを増した感もある馬。仮にハナがとれなくとも、3角あたりでまくりにいく、みたいな工夫ができれば…
〇 ディープボンド 牡5 17戦5勝 (5-4-1-7) 栗東 先行
距離〇 年齢◎ コース◎ 脚質◎
昨年に続き今年も、菊花賞馬に屈し春天二着に甘んじる事になったシルバーコレクター。有馬記念でも、外から急襲してきたエフフォーリアを最後差し返そうとするも、再び差を広げられ二着。この馬も、阪神コースでは一度も連帯を外していない阪神の鬼。今回、エフフォーリア、タイトルホルダーともに不安材料がある中、G1制覇の最大のチャンスがやってきた。栗東、五歳馬、先行馬、阪神も得意。逃げ馬がつぶしあう中、先団馬群から出し抜く事ができるか。
パンサラッサ 牡5 20戦6勝 6-4-0-10 栗東 逃げ
距離△ 年齢◎ コース〇 脚質〇
前走ドバイターフでは世界を相手に圧巻の逃亡劇を披露し、前年覇者ロードノースと冠を分け合う同着の一着。見事世界のパンサラッサとなった。距離的には2200は長いが、昨年もレイパパレが三着に粘ったレース。勝ち切るイメージは湧かないが、着内までなら。調教師曰く、「遠征のほうが馬が走る気を起こす」というのが気がかり。
△ ポタジェ 牡5 15戦6勝 6-4-2-3 栗東 先行
距離〇 年齢◎ コース◎ 脚質◎
前走大阪杯では8人気ながら大仕事を果たし、晴れてG1馬の仲間入りを果たした。2000より長い距離を走ったことがないくらいしか気がかりがない。
デアリングタクト 牝5 9戦5勝 5-1-2-1 栗東 差し
距離◎ 年齢◎ コース◎ 脚質△
繋靭帯炎明け、一年ぶりに挑んだ前走VMでは、明らかに叩きのゆるゆる仕上げで、伸びない内を通って六着と健闘。抜けたソダシには0.5秒差つけられたものの、タイム差なしの団子だった二着から五着の四頭には0.2秒差とそれほど悪い内容ではなかった。もともとマイルはやや短い馬。今回、得意の中距離に戻ってきた。仕上がり次第では一発があってもなんら不思議ではない。無敗の三冠牝馬の底力、見せられるか。
アリーヴォ 牡4 11戦5勝 5-1-3-2 栗東 差し
距離〇 年齢〇 コース◎ 脚質△
前走大阪杯では、掲示板内の他の四頭がもれなく中団より前で競馬をしていた中、一頭だけ後方から猛烈な脚で追い上げあわやの三着。前残りの大阪杯であった事を考えるとかなり強い競馬だった。内容的には距離延長も向きそう。前走よりも前にいる馬が強くなり、どこまでその末脚が通用するか。鞍上はおそらく武豊。今年絶好調のレジェンドのエスコートで、グランプリホースの夢を掴めるか。
今のところこんな感じで考えてます
京大2回落ち太郎君による京大日本史2022本気予想
どうも、京大2回落ち太郎君です。本当です。明後日、京大日本史開催されるという事で、本気の出題予想の方して行きたいと思います。ただですね、いかんせん僕は京大2回落ち太郎君なんで…出ません。正しくは、僕が受けんかったら出るし、ウケタラデマセン(牡20)。
ただまあ予想の方は本気でやりたいと思います。
京大日本史、論述、本命は…………
ですねー。はい。
ちょっとこれ見てほしいんですけど、
これ見ると、この2年江戸以降しか出てないんですよね〜。これは古代中世来るでしょ。えぇ。そしてですね、よく見てもらいたいんですけど、似た分野のことが10年前後毎に出直してるんですよね。このことから、今回は浄土教の広まりとか、古代からの日中関係の話が聞かれると思います。
ここまでは出題予想なんですけど、ここからは僕が試験を受けるか受けないかの予想になるんですが……ここ2年数学やらかしてるんですよね。今年は数学やらかしたら2日目行きません。なので数学後の僕の様子を見ておいてください。
有馬記念(G1) 予想
12/26(日) 中山 芝2500
最強3歳牡馬の大将、エフフォーリアとミスグランプリホース、クロノジェネシスの最初で最後の直接対決。女王が貫禄を見せるのか。それとも、若き怪物が世代交代を示すのか。はたまた伏兵が穴を開けるのか。注目の一戦となりそうだ。
◎ ⑩エフフォーリア
二強の一角。何よりも適性が問われる中山という舞台では、稍重の皐月賞での圧勝という実績があり、高速決着となった2400メートルのダービーでも、シャフリヤールとタイム差なしのダービーレコードでのゴールとしており、展開、馬場、場所を問わずに強い競馬ができる馬。
前目につけて自らレースを動かすことが出来るのも好印象。
ダービーでは、圧倒的1番人気に支持され、最内枠だったために3角4角で馬群に包まれ位置を下げてしまった事と、直線で早仕掛けしすぎてしまって勝ち馬の目標となってしまったことが敗因であり、むしろ早仕掛けしたにも関わらず上がり最速の足を使えているため着順以上の強さを見せたと言える。
秋天でのコントレイル同様、上がり最速を使えている馬に距離不安だのいうのはナンセンスであり、JCでのコントレイルのように距離延長なんのそのの競馬をしてくれるに違いない。
陣営も距離については何の心配もしていない様子であり、むしろ展開が読めない今回の有馬で、若い横山武史騎手が仕掛け所を誤らないかのほうが問題だろう。
枠も5枠10番と内過ぎず外過ぎずの妙枠。再内で馬群に包まれるダービーの再来とはならなさそうな所も良い。間違いなく絶対軸はこの馬。
〇 ⑦クロノジェネシス
二強のもう一頭。このレースが引退レースとなる。エフフォーリアを本命にする以上、どうしても消したい馬だったが、絶好枠に入ってしまった。コース適性という面では、昨年の勝ち馬ということからも申し分ないものがあり、こうなると消す理由が無いというのが実情。仕上がりがイマイチなのが気になるが、ドバイ帰りの宝塚前よりは良いらしく、その宝塚では、ユニコーンライオンが逃げ粘るような前残りの展開にも関わらず豪快に差し切っての快勝であり、やはり適性のあるコースでは無類の強さであることを示した感じ。今回も、充分勝ち負け以上に持っていけるだろう。
前残りの展開になった場合
▲ ⑯タイトルホルダー
今年の菊花賞馬。エフフォーリア、クロノジェネシスから少し離れての3番人気になりそうな強い馬だったが、最悪の枠に入ってしまった事で人気を下げてしまった。ただ、むしろこの枠に入ったことでオッズが上がるなら狙い目かと。8枠は過去10年ではシュヴァルグランしか馬券に絡んでいない、正に呪いの枠。16番は一頭も馬券に絡んでいない。ただ、その年の菊花賞馬は過去10年3-0-2-0と複勝率100%。菊の冠の重さか、8枠の呪いか、どちらが強いのだろうか。
パンサラッサが大逃げを図る以上、離れた2番手追走がこの馬のベストポジション、上手くそこにつけられれば。大外枠なので出遅れて内に包まれることも無く、内に後ろからの馬が多いこともスムーズに前に付けられそうで好印象。坂のある阪神での菊花賞での大差勝ちも、相当なスタミナを感じさせる。多少のロスは問題にしないのでは無いか。
△ ⑥ウインキートス
外枠に入れば即消しだったが、内枠の丹内なら消せないか。中山での実績もあり、先行力もある馬。人馬ともに得意としている舞台であり、前走エリ女の負けは度外視して良さそう。展開が向けば、現実的に穴を開ける可能性が十二分にある馬ではある。
× ⑤ディープボンド
今年の春天2着馬、阪神大賞典勝ち馬。スタミナの多さはお墨付き。前走は凱旋門賞ながら、早々に追うのをやめたこの馬はクロノジェネシスほどの疲れはないはず。先行してジリジリスタミナ勝負に持ち込めば、メンバー中随一の持久力で粘り勝ちも狙える。
✓ ②パンサラッサ
矢作先生が大逃げ宣言をしている、令和のツインターボ枠。大逃げをしてから連勝しており、勝ち方も圧倒的であることから、本格化している可能性はある。どうせ沈むと思われて放置されそうであるからこそ、もしスタミナがもてば怖い一頭。
差しが届いた場合
▲ ⑬アカイイト
たぶん買うのは前回が正解だったんだろうなぁ…と思いつつも切れない一頭。エリ女の勝ち方はおよそフロックとは言えない勝ち方。有馬記念では7枠の上がりが早い馬の後方一気はかなり決まる傾向にあり、まさにこの馬にとってこの枠は運命の赤い糸で結ばれたような絶好枠。過去の中山での2戦でも一応掲示板は外しておらず、ノリさん、三浦どちらでも上がり最速を出している。ガシガシ追える幸騎手の騎乗には期待したい。距離が持つのかの不安は確かにあるため、ハマり待ちのきらいはあるし、買ってこない未来も普通に見えるが、この上がりの速さを見ると切れないか。
△ ⑨ステラヴェローチェ
二強以外の人気馬の中では買い要素が多すぎて逆に罠感が満載の馬だが、能力は本物。その年の皐月賞上位馬が好走する有馬記念において、皐月賞3着のこの馬は軽視できない。菊花賞では、極悪不良馬場の神戸新聞杯を使って来たほかの馬が軒並み惨敗している中、4着に好走。メンバーレベルに疑いのあるレースではあったが、あのコンディション不良にあってのあの追い込みを見ると相当な強さを感じざるを得ない。スタミナ面でも問題ないことから、むしろエフフォーリアよりもこの有馬では買い要素があるが、どうか…
× ⑭アサマノイタズラ
買い要素としては⑬アカイイトと同様。ダノンザキッドと衝突した影響で惨敗した皐月賞は参考外とし、中山実績は充分。セントライト記念では、次のチャレンジCを圧勝したソーヴァリアントを下しており、展開が向けば豪脚を活かし充分馬券内に差し届く可能性を秘めている。菊花賞では位置取りが後ろすぎたことが敗因。位置取りさえ気をつけてもらえれば。
買い目は当日の馬場の様子などを参考に考える予定。個人的に、穴馬の中では①ペルシアンナイトも少しだけ気になっている。とはいえ、内枠の差し馬は中山ではあまりよろしくない。年齢的にも厳しいデータが揃っている。過度な期待は禁物か…